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Pinterestボードに載せる写真の選び方

How to Choose Photos for a Pinterest Board

Pinterestのボードは、一枚一枚の画像が美しくても、全体として散漫に見えてしまうことがあります。原因はセンスではなく、たいてい選び方です。似た写真が多すぎる、ぶつかる色が混ざっている、どの画像もいっせいに視線を求めている、といった問題です。Pinterestボードの写真選びをうまくやるには、ボードを「保管箱」ではなく「ひとつの視点を持つビジュアル表現」として扱いましょう。

ブランドローンチの参考集め、季節コンテンツの企画、住みたい部屋のアイデア収集、目的が何であれ、優れたボードは誰かが言葉にする前からその論理が伝わります。温かみのあるテラコッタ色が繰り返し現れ、明るい余白が目を休ませ、クローズアップの細部が広い場面の隣に並びます。コレクションにリズムがあるのです。

まずボードの目的を決める

写真を一枚選ぶ前に、そのボードが何のためのものかを決めましょう。インスピレーション用のボードと公開用のボードは、同じ画像を使えても、求められる精度が違います。

インスピレーション用のボードは、広めでも構いません。素材の質感、店先のレタリング、夏の果物、コバルトブルーの陶器、日の差すテーブル——集めてみると、それらがひとつの空気感をつくります。同じ撮影で撮ったように見える必要はなく、色やスタイリング、雰囲気を決める助けになれば十分です。

ビジネスやキャンペーン、完成したコンテンツ群のためのボードには、より厳しい規律が要ります。見る人が、そのビジュアルの世界観をすぐにつかめなければなりません。清潔感のある明るいプロダクト写真の隣に、暗いフラッシュ撮影の写真や加工の強いコラージュが並んでいたら、ブランドより「ちぐはぐさ」のほうが印象に残ってしまいます。

ボードのために、短い自分用のルールを書き留めておきましょう。「柔らかいグリーン、自然光、役に立つキッチンの細部」や「少し粒子のある鮮やかな旅の色、ポーズをとったポートレートは無し」くらいシンプルで構いません。ルールはボードを窮屈にするためではなく、「入れない」と言える理由を持つためのものです。

「特定の一色」ではなく「色の方向性」を決める

色はコレクションに統一感を出す最も手軽な手段ですが、すべての画像を同じ色調に揃えようとすると、ボードが単調になりがちです。主役となる色系統を決め、そこにニュートラルカラーやアクセントカラーを添えるイメージで考えましょう。

たとえば海辺をテーマにしたボードなら、ブルーを中心に据えながら、砂、風化した木材、白いリネン、少量のサンゴ色を加えてもいいでしょう。ブルーがすべてのフレームで同じ面積を占める必要はありません。青い海面がフレームの60%を占める写真と、小さな青いペンキの扉が写る写真では、ボードの中で果たす役割が異なります。それでも全体のバランスが意図したものなら、どちらもボードに居場所があります。

ここでカメラロールからの選別がもどかしくなります。ちょうどいいグリーンの写真を何枚か撮った覚えはあっても、グリーンがフレームを埋めていたのか、遠くの植物に少し写っていただけなのかまでは覚えていません。ビジュアルの相性は、まさにその差で決まります。オレンジが20%ならアクセントとして働きますが、60%ならボード全体の温度を決めてしまうかもしれません。

自分のライブラリを検索するときは、まずメインの色から始め、次にその色をどのくらい見せたいかで結果を絞り込みます。Filtersなら色の支配度で写真を探せますし、二番目に多い色でも検索できるので、クリームが主体で青い細部が少し入った写真と、本当に青が主役の写真を分けられます。解析はすべてデバイス上で完結し、写真が外に出ることはありません。

ニュートラルな画像のための余白を残す

ニュートラルな画像は、埋め草ではありません。キャプションが息をつける余白をつくり、彩度の高いピンの受け皿になる写真です。

淡い壁、開けた空、たたんだ布、オブジェの周りの余白、シンプルな真俯瞰のテーブルセッティングなどを探しましょう。彩度の高い画像だけのボードも統一感は出せますが、印象は元気で密度が高くなります。それが狙いでないなら、すべての画像の彩度を下げようとするより、視覚的な強弱を交互に置くほうが効果的です。

一貫した雰囲気を軸に、バリエーションを組み立てる

統一感のあるボードといっても、同じ写真を十通りに繰り返すべきではありません。核となるビジュアルの発想は守りつつ、被写体、スケール、構図に変化をつけましょう。

コーヒーカップが並ぶボードと、ゆったりした日曜の朝を伝えるボードを比べてみましょう。後者ならマグカップ、窓、本の背表紙、ベーカリーのショーケース、くしゃっとしたシーツ、新聞を手に持つ場面など、さまざまな被写体を取り入れられます。題材はばらばらでも、光、ペース、パレット、親密さの感覚がそれらをつなぎます。

写真を選ぶ際は、次のようなシンプルな構成を意識しましょう。全体を映す「全景写真」を数枚、細部を切り取った「ディテールカット」を複数枚、そして場の転換を担う「つなぎの写真」を数枚加えます。全景写真は部屋全体や風景など、ディテールは陶器のふちやラベル、影、布のクローズアップなどです。つなぎの写真は、コレクションが視覚的にうるさくなるのを防ぐ、目立たないカットです。

「技術的に優れているから」という理由だけで写真を加えるのは避けましょう。露出が正確で構図が美しい写真でも、雰囲気が整いすぎていたり、情報量が多すぎたり、色が冷たすぎたりすれば、そのボードには合いません。統一感は一枚ごとの品質の点数ではなく、画像同士の関係から生まれます。

視覚的なうるささをコントロールする

Pinterestはスクロールでできています。どのピンにも散らかった部屋、重なった柄、びっしりした文字、ひしめき合う物が写っていると、パレットが完璧でもボードは見ていて疲れます。

だからといって、すべての写真をすっきりさせる必要はありません。マキシマリストなボードは、豊かで遊び心があって情報に満ちていていいのです。ただ、賑やかな画像にはコントラストが要ります。シンプルなフレームと組み合わせて、目をリセットさせましょう。花と文具で埋め尽くされた真俯瞰のテーブルは、色のついた面に無地のカードが一枚置かれた写真のあとに置くと、いっそう映えます。

視覚的なうるささは、音量つまみのようなものだと考えてください。ほとんどの画像が最大音量なら、何もない空、すっきりした製品のシルエット、長い廊下、被写体が一つだけのクローズアップなど、音量の低い写真を数枚選びましょう。逆にボード全体が静かすぎるなら、情報量の多い一枚を足して無機質にならないようにします。

ここでビジュアル検索ツールが特に役立つのは、「余白のある写真」が記憶から引き出しにくいからです。どんな写真が欲しいかはわかっていても、そこに何が写っているかは思い出せないことがあります。色の条件と合わせてシンプルな写真を検索するほうが、何千枚ものサムネイルをスクロールして探すより、はるかに早く済みます。

Pinterestのクロップを意識して選ぶ

カメラロールで完璧に見える写真でも、Pinterestのフィードに表示されたときに効果が薄れることがあります。縦クロップしても主題がはっきり見えるか、小さなサイズでも視覚的な構造が伝わるかを確認しましょう。

縦位置の画像はたいてい有利で、被写体が中央付近に収まっていればなおさらです。ただし、すべての写真を同じ縦横比に押し込む必要はありません。横長の場面はいい息抜きになり、正方形に近いクローズアップは質感を足します。目指すのは寸法の統一ではなく、ひと目で意図が伝わるコレクションです。

文字を重ねるなら、なおさら注意が要ります。ビジネス用のピンを作るなら、コピーを置ける空きのある写真を何枚か確保しておきましょう。静かな面のない美しい写真は、オーバーレイの処理で、保存したくなった当のものが隠れてしまうことがあります。文字を足す前しか成立しない写真ではなく、使える余白を持つ写真を先に選びましょう。

絞り込んだセットの中で判断する

ボードの視点を失う一番の近道は、際限なく保存し続けることです。まず必要より多めに一次選考を作り、それを一枚ずつではなく、まとめて見直しましょう。

この段階で、ほかの写真がすでにうまく担っている役割の重複を外します。パレット、アングル、被写体が同じ二枚があれば、光がはっきりしているか、使える余白が多いほうを残します。新しい色を持ち込む写真があれば、その色がボードのほかの場所にも出てくるのかを確認しましょう。ただ気が散る原因になっているだけなら、外すべきです。

明るい・暗い、引き・寄り、静か・細かい、といった軸でざっくり分けて並べると、写真同士が隣り合ったときにパターンが見えてきます。ピンクは足りているのにグリーンがない、室内ばかりで外の文脈がない、仕上がりの整った写真ばかりで生活感のある一枚が要る、といった発見があるはずです。

撮影日も役立つ制約です。季節のボードや続けているブランドの世界観なら、特定の旅行やキャンペーンの期間、直近のシーズンに検索を絞ることで、以前の編集スタイルが紛れ込むのを防げます。

「バラバラさ」が目的の場合もある

すべてのPinterestボードが揃って見える必要はありません。パッケージのリサーチボード、家族と共有する結婚式の準備ボード、幅広い個人アーカイブは、何が合うか決めるまでのあいだ、相反する方向性を抱えていていいのです。

その場合は、テーマが見えてきた時点でセクションに分けるか、別のボードを作りましょう。何に惹かれているかわかる前にパレットを押しつけるのが目的ではありません。探索の途中を、完成したビジュアルの方向性と取り違えないことが目的です。

いい判断基準は、そのコントラストから何か学べるかどうかです。暗くグラフィカルな画像と柔らかいパステルの画像が並ぶことで、ブランドについて大事な判断が引き出されることがあります。何の情報も足さず、流れを乱すだけなら、おそらくその一枚はボードに要りません。

最良のボードは、すべての写真が同じに見えるボードではありません。一枚一枚が、次の選択を楽にしてくれるボードです。

ライブラリは、もう色ごとに整理されています。ただ、まだそう教えてくれないだけです。

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